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切子工房 箴光は、伝統的な江戸切子の技術を継承した独立切子士が製作する切子の工房です。

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2023年確定申告

2023年確定申告

切子工房 箴光職人の気まぐれ日記>2023年確定申告

1/7(土)

昨年2022年度は取引量が格段に増えたため金額が一致するか不安でしたが、いくつかのミスを修正しながら5時間ほどで財務諸表が完成しました。

上場企業ともなると通常の損益計算書と貸借対照表に加えて、キャッシュフロー計算書など他のいくつかの書類も作成することになります。

しかし個人単位での財務諸表と言えば、損益計算書と貸借対照表のみです。
あとはそれらを構成するに至った元となるデータ、すなわち総勘定元帳の備え付けと仕訳帳の備え付けという感じです。


そもそも仕訳で左と右に全く同じ金額を書いているので、一度各勘定科目をバラバラに分解して総勘定元帳にまとめても、その合計額は間違えようも無く必ず一致するはずです。

しかし、それがなぜか一致しなくなるので本当に簿記は意味不明です。
なぜ一致しなくなるのかを検証するのにめちゃくちゃ時間がかかります。
ミステリー捜査班です。
このミステリー捜査は私だけではなく、世の中の経理部の人が体験しているものです。


総勘定元帳の合計額が仕訳帳の合計額と一致するかどうかの検証は、合計試算表で確認します。
さらには貸借差も一緒に把握するため、残高試算表を作成しますが、それら2つを合わせて合計残高試算表を作成していますよね。


簿記の作業の流れとしては
仕訳

各勘定科目ごとに総勘定元帳に記入

総勘定元帳があってるか合計残高試算表で確認

決算期末のみに行う特別な仕訳の決算整理仕訳と期中のミス仕訳を直す決算修正仕訳を行う。

その仕訳を行った上で、決算整理後合計残高試算表を作成して金額が一致しているか確認。それがB/SとP/Lの元になる。

決算整理後合計残高試算表の内容を、損益計算書と貸借対照表の表示方式に直して決算終了。

という流れですよね。


簿記の話はここらへんにしといて、決算書が5時間で完成したわけですが、ここからe-taxという確定申告システムにアクセスして、その内容をそっくりそのまま入力していきます。

e-taxのシステムが2021年と比べて一部変わっていたので、2021年の画面でマニュアルを作成していたので、少し手間取りましたが、2時間ほどで確定申告をすることができました。

基本的には貸借が一致した決算書があるので、それをそのまま転記するだけの作業で金額の不一致を起こすはずがないので、気持ち的にはミステリー捜査班ではなく、とても楽です。


所得税の金額が確定したら納付となりますが、支払い方法は非常に様々にあり、好きな方法を選択することができます。


私の場合はネットバンキングから納税するという方式を選択しましたが、コンビニ払いや口座引き落としのような方式もあったと思います。


基本的にキャッシュは適正な場所に置いておけば時間経過で自動で増えていくものなので、キャッシュの納付期間は3月15日までなので、2か月ほどキャッシュが増える猶予が残っており、期限ぎりぎりで納付するのが一番の得になります。

しかし、やることのリストが貯まって頭が混乱してくるので、今やれることは今やるべきということで、私はすでに1月6日時点で所得税の納付をしました。


具体的な計算はしていませんが、給与所得者よりも個人事業主は税金面で優遇されていると思います。

例えば、
・IDECOの控除金額の枠が多い
・家賃などの通常支払って消えていくだけのキャッシュが事業用としていくらか軽減できる
などです。

月10万円の自宅兼仕事場で家の半分の面積を事業用として使用していたなら月5万円の経費参入が出来ます。

月5万円×12か月=60万円の経費参入
60万円部分の所得税20%が優遇されますので、給与所得者より12万円ほど個人事業主はキャッシュが手元に残る計算です。


一方で、厚生年金などに入れず、国民年金しか入れないので、個人事業主はその税金で優遇された部分のキャッシュを自分で積み立てて年金を自分で作っていくことは必須です。
自分で積み立てないで残ったキャッシュを好き放題使っていると、老後に待っているのは確実に地獄です。


2023年時点で国民年金を満額納めると多くの人は老後に毎月8万円くらいもらえる見込みだと思います。
これは現時点での話ですので、これからの日本を考えると当然度重なる減額は避けられないかと思います。

そもそも「将来はこれくらいもらえます」という提示されて、それに対して年金を払っているのに、将来に「やっぱ減額します!」というのは民法上では詐欺そのものです。

本来では民法415条「債務不履行による損害賠償請求」として差額を要求できます。
国がこのような詐欺まがいのことを主導して行っているので、基本的に政府が言う甘言には耳を貸さない方がいいかと思われます。


色々話は飛びましたが、今年はそんな感じの確定申告でしたということでした。



それでは!


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