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切子工房 箴光は、伝統的な江戸切子の技術を継承した独立切子士が製作する切子の工房です。

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これはわかる!切子とは?what kiriko

これはわかる!切子とは?

切子工房 箴光>これはわかる!切子とは?

切子(江戸切子)とはなにか?をこのページで詳しく独立切子士、斉藤光の専門家の目から専門家の言葉で解説します。
切子って言葉は聞いた事あるけど、どういうことなのか全く意味がわからない人も多いかと思います。



このページでは
・切子の全体的な導入

・素材である色被せガラスの構造

を解説します。



特に素材の色被せガラスについては
図解で詳しく解説しています。




このホームページ上の全てのページの良いところを浅く広く引っ張ってきて全体的に解説しているので、きっと面白く読んで頂けると思います。

切子工房箴光の江戸切子の技術で作られた美しい切子。独立切子士、斉藤光が作っている。

切子工房箴光では独自性が強くデザイン性が高い作品が創作されています。
この機会にご確認頂けると幸いです。







執筆した切子職人の自己紹介

公益社団法人日本工芸会所属の独立切子士である斉藤光。彼の言葉で切子(江戸切子)の本物と偽物の見分け方を直接専門家の視点で解説します。

切子工房 箴光(しんこう)を代表します独立切子士の斉藤光(さいとうこう)と申します。


江戸切子の工房で修行してから独立し、「公益社団法人 日本工芸会」という人間国宝の先生が所属する団体に、正会員2名に推薦を受けて所属しております。


営業担当や外注して記事を書くライターではなく、このホームページ自体を切子職人である私自身がプログラミングして文字を入力しております。







切子とは?

切子(きりこ)


切子(きりこ)とは、ガラスの表面にカットを入れて模様付けをすることです。

カットガラスの和名にあたります。

切子の読み方は「きりこ」です。
送り仮名をつけて「切り子」とは書きません。





江戸切子とはその切子の1つの種類、ブランドです。

江戸切子と薩摩切子の位置づけ。切子という大きな枠組みの中のブランドの1つです。

江戸切子と薩摩切子の違い」のページも関連していますので、のちほどご参照頂ければと思います。




特にブランドにこだわりが無ければ、大枠の「切子(きりこ)」や「切子グラス」で検索した方がバラエティ豊かで魅力的なデザイン、値段も安い物が見つかることも多いです。



特に私の所属する日本工芸会では切子の先生方は「切子」として作品を作っており、どこかの地域ブランドの名前で作品を出すことは無いです。



超一流の作品は江戸切子の検索では出てこないことがあることを覚えておいて下さい。







切子の全体的な導入

導入として、この工房のホームページ内にある各ページの内容を少しずつピックアップしております。


全体的に浅く広くざっと紹介します。




「切子」と呼ぶ


日本には色んなブランドの切子が存在しています。




「江戸切子」や「薩摩切子」という1つのブランド名で呼ぶよりも本来のカットグラスの意味である「切子」と呼ぶ場合が世の中では多いように感じます。




私は江戸切子の工房で修行して、伝統的な江戸切子の技術を使って作品作りをしておりますが、現在は日本工芸会に所属しておりますので、切子作家の先生方と同様に当工房の表記も全て「切子」となっております。

切子工房箴光のぐい飲み一覧、上から


「切」という字はカットするという意味の他に「磨く」という意味もございます。



切磋琢磨、大切、共に磨くという意味で「切」が使われております。





切子ブランドは多数



日本には色んなブランドの切子が存在しています。

江戸切子と薩摩切子だけがブランドではない。日本には色んなブランドの切子がある。

多分、ここで紹介すると雑多になってしまうほどの切子のブランドがあると思います。





有名なところで大きく分けて江戸切子と薩摩切子が有名という感じです。

江戸切子と薩摩切子の違いを実際の写真で確認。

左が江戸切子、右が薩摩切子です。




右の薩摩切子は私が江戸切子の修行に入る前のただの一般人のサラリーマンの時に、趣味(好き)で鹿児島県の仙厳園に旅行に行った時に3万円で買ったものです。





他にも各地各工房で「〇〇切子」と名称をつけてブランド展開しています。

今後もそういう「〇〇切子」というのは増えていくと思います。

「じゃあどこの〇〇切子を購入すればいいの?」と迷ってしまうと思います。

切子選びを悩む人も多いと思います。

そういうブランドは今後も際限なく登場し、キリがありません!


〇〇切子かどうかはさておき「自分が気に入ったデザインを購入する」というのが一番みなさんにとって最も良い選択だと、私はかなり長年思っています。




各地で色んな〇〇切子が展開されているので、江戸切子や薩摩切子以上にみなさんの好みに合致した素晴らしいデザインがみつかることも少なくないです。




皆様入り口は、有名な「江戸切子」や「薩摩切子」というブランドで切子の存在を知ったと思いますが、そこにこだわる必要はありません。




わたくし独立切子士、斉藤光のように切子(きりこ)として、作品を出展したりしている切子作家も国内に多数存在します。




以下は銀座の高級デパートに納品した時の写真ですが、どれも一般的に見られないほどのデザイン性があることを視覚からご確認下さい。

江戸切子の技法で作られた伝統的な切子を作る切子作家の斉藤光。銀座のデパートにも納品実績あり。

ちなみに工芸展に入選すると、デパートの方からお声がかかって、それで初めて切子の作品を置かせてもらうのが通例です。



切子業界だけでなく、各種伝統工芸品はそんな感じで世の中に販売されていると思います。






伝統的な手法で製作した切子。
【200作品目特別記念作品】箴光式籠目天開ロックグラス





「切子工房箴光」または「独立切子士 斉藤光」という名前がブランドになりますので、「〇〇切子」と名付ける必要は無いと現状考えています。

切子工房箴光という工房の名前がブランドになるので、特定の切子のブランド名をつける必要は無いと考えます。





製品発送後に、お客様にメッセージを頂くこともあります。

切子を受け取ったお客からの喜びのメッセージ

本当にお客様が喜んで、誰かに気持ちの高揚や興奮を伝えたい時にしかこういうメッセージは送ってもらえないのではないでしょうか。




こういう瞬間があると、私が作る作品に確信を持つことができますし、そういう確信を積み重ねてきたので、自信を持って私の作品を皆様のお手にとってほしいと思います。





切子は老若男女共通


切子の最大の魅力はカットした透明な光沢部分と色がついている部分のグラデーションです
ロックグラスの江戸切子全製品一覧
製品一覧


見ているだけで気持ちの高揚感があります。




私は切子を金や銀、ダイヤモンド同じ位置づけで考えています。

金や銀、ダイヤモンドと同じ位置づけで私は切子(江戸切子)を見ています。

人類の歴史は金や銀、ダイヤモンドなどの宝石などを求めた歴史があります。



歴史的にみて綺麗なものは人間の細胞レベルで欲してしまうものだと思います。



切子を私は宝石の位置づけで考えております。



日本の伝統工芸の世界では、砡(ぎょく)という分野があります。


砡は、翡翠(ひすい)や瑪瑙(めのう)などの貴重な石のことを指し、砡自体を加工研磨して物を作る分野が日本の伝統工芸品の中にあります。


切子以外にも宝石に通じる伝統工芸の世界が日本には昔からあります。






切子の美しさを感じる心は老若男女、時代を越えて人類共通です。


女性だけではなく、男性でさえそうです。

切子(江戸切子)は、全年齢層にぴったりの贈り物です。

海外からの要人をお迎えした時に使用されるケースもあり、目の肥えた高齢の方への節目の贈り物としても最適です。



私の作品も還暦の贈り物として、ご購入されるお客様もとても多くおります。






「五菊繚乱天開ロックグラス」
切子、五菊繚乱天開ロックグラス、最高峰のカット密度を誇る江戸切子の技術が詰め込まれた自社工房製の有名なロックグラス。
実際に当工房でも退職祝い、還暦祝いの心のこもった贈り物としてのご注文も多く、ご購入後の感謝の言葉もたくさん頂いております。



相手に何を送っていいかわからない場合でも間違いはないでしょう。





おじいちゃん、おばあちゃんが大切にペアで切子を使用していたという話もユーザーから多く聞きます。
メタモルフォーシスロックグラスは江戸切子の技術を使った最高峰のロックグラスである。
メタモルフォーシスロックグラス・ペア




世の中のあらゆるものを、時代を越えて見てきた目の肥えたご年配の方でさえも切子の美しさに魅了されています。





海外に通用する


日本を越えて外国の方も同じ美しさを切子に感じています。


こちらは、アメリカのお客様から私へのメッセージです。(代理店挟む)

全国的に有名で海外(アメリカ)からもお礼のメッセージをもらうこともある切子職人斉藤光。江戸切子の確かな技術を使って世界にメイドインジャパンを届けている。





インスタグラムで情報を発信していると海外の方からのコメントがついたりもしますので、人類共通かと思います。

海外の反応として、インド人がインスタでコメントをくれることもあり、かなり広い地域でアクションがあります。

SNSをやっているとこんな感じで海外の方からコメントを頂くことがそこそこあります。


上のメッセージはインドで工芸品の鏡を作っている職人さんからのコメントです。



youtubeにあげた作品の動画で少し再生回数が伸びたものはなぜかインドの方がすごい見にきているようでした。


インスタグラムにもインドの方らしきフォロワーの方もいます。





イランのハマダーンという地域のガラス職人さんからも以下のぐいのみにいいねがついたりしますし、私もその方が作る異国のガラス細工にいいねを押しています。

「ぐいのみ・最高峰」
ぐいのみに国内最高峰の菊繋ぎと八角籠目を削った江戸切子の伝統的な技術で削った独立切子士、斉藤光の作品。





中国の富裕層の方からメールで連絡を頂いて以下の作品を納品したりと、この仕事をしてから世界を身近に感じるようになり、人生の面白さを感じています。

「メタモルフォーシスロックグラス」
ロックグラスに国内最高峰の菊繋ぎを削り、人のよって見え方が変わる江戸切子の伝統的な技術で削ったメタモルフォーシスロックグラス、。





アメリカのサウスカロライナ州からチェスをテーマにした「クイーンズ・ギャンビット」のご注文が入ったり、台湾からもご注文が入って実際に発送しています。


「クイーンズ・ギャンビット」
チェスをテーマにしたクイーンズ・ギャンビットは江戸切子の技術で削られており、独立切子士、斉藤光の代表するロックグラスの作品である。
私、独立切子士の斉藤光が趣味でチェスをやっています。



代表的な定石の「ルイ・ロペス」と「クイーンズ・ギャンビット」のうち、後者の盤面の展開をイメージしてカットした作品です。





これらの経験のように特定の地域だけでなく、世界の色んな地域から反応があります。





過去の実績が多数ございますので、海外の方への特別なプレゼントにも、安心してメイドインジャパンをお贈り下さい。





切子の使用例



特別な1日や特別な場所を演出するときに使用するのも良いでしょう。

切子(江戸切子)を自宅で使用する例を紹介します。

夜のベランダや部屋を暗くしてランタンを置いてカクテルを作って飲んだりするのも面白いかと思います。






私事ですが、キャンプの椅子とランタンを出してキャンプスタイルで家の中で自作の切子で飲むことが多いです。

私の切子(江戸切子)の使い方をお見せします。

テレビやパソコン、スマートフォンを消して、ボーっと切子の綺麗さを楽しみながら飲んでいます。


忙しい普段では思いもつかなかった大事なことを考えたり、新しいデザインの発想が出てきやすく、瞑想に近いと思って私は好んでやっています。







昔、和歌山県をぐるりと一周した時に料亭で切子に料理が盛り付けられて出てきました。

今思うと簡素な物でしたが、当時は切子の存在を知らなかったので、その器の美しさに驚きました。

店員の方に「これすごいですね!どういう物ですか?」と聞いてしまって感動して写真を撮るほどでした。

和歌山県の料亭で、切子が使われていて美しさに驚きました。

当時の写真。

おちょこのような形状ですが、小料理の器にしても粋でいいです。
使い方はユーザー次第で広がります。







ワイングラスにカットした果物を入れて食べたりするのもなかなかにおしゃれで楽しめます。

江戸切子フルーツワイングラス

昔、行きつけのBARのマスターがこんな感じでフルーツを出してくれました。





こうやって何気ない生活の中で変化を加えることは楽しいことだと思います。




また来客の時に使用する特別な食器として、いくらかの切子を持っておいても良さそうですよね。

招いたお客さんも普段は見かけない特別なグラスなどにとても嬉しくなると思います。






BARでも当工房の最高級のロックグラスを購入して頂いているところもあり、実際に使用されています。

バーで江戸切子を使用

実際に切子を目の前で使っている時が一番みなさんに感動してもらえると思います。





なぜ美味しい?



切子を使ってお酒を飲んだりするとなぜ美味しいのでしょうか?


人間は面白いもので、気分が良い時の飲食はすごく美味しく感じるものです。

・大切な人と一緒にいる時
・記念日や特別な日
・昇進、昇格があった日
・店員が丁寧な口調で紳士的だった
・ジャズが流れているBARのお酒
・きれいなお皿に移し替える

気分が良い時に味がおいしくなる。







逆に何か不快な要素を感じながらの飲食はまずく感じるものです。

・飲食店で弟子を叱る声が響く中の飲食
・苦手な取引先の人との会食
・香水が強い人が近くにいる
・店員がめんどくさそうな態度と口調
・仕事のことで怒られながらの飲み会
・プラスチックの容器のまま食べる

気分が悪い時に味がまずくなる。






切子は食事の際に「きれい!」と心が高揚することで、気分が良くなります。

その結果食事がおいしくなったり、飲み物がおいしく感じたりするものです。


世の中の一流ホテルや高級バーラウンジでは料理や飲み物の味に力を入れるのと同じくらい気分の良い雰囲気作りをしています。

雰囲気が良いというのは、テキーラマエストロの授業を受けた時に知りました。

雰囲気が味に影響することはテキーラマエストロ(テキーラソムリエ)という資格を趣味で取った時に重要なこととして座学で勉強しました。






例えば、使用せずとも、こういう感じで棚に置いてあるだけでもお店の雰囲気作りやブランドイメージアップにもつながり、空間の心地良さにつながります。

江戸切子の技術で作った「remember」というロックグラスの最高傑作。日本工芸会に所属する独立切子士、斉藤光の傑作。
【100作記念作品】remember







色被せガラス(いろきせがらす)とは

大前提となる素材である「色被せガラス(いろきせがらす)」について説明します。



色被せガラスとは
「透明なガラスの上に色付きのガラスをくっつけて二重構造にしたガラス」
のことを言います。
色被せガラスの素材。瑠璃と赤。
一見ただの色のついたロックグラスかと思いますが、透明なガラスと色のついたガラスの二重構造になっております。





色被せの構造理論


まずは図で説明します。

この次に実際の写真を用いてどういう状態になっているかを解説しますので、次の項目とセットでご覧ください。
切子や江戸切子で使用される色被せガラスの仕組み
1.鋳物の型がまずあります。

2.鋳物の型に色つきのガラス、今回は赤を薄く吹き付けます。

3.次に赤いガラスの内側に透明なガラスを吹き付けて二重構造にします。

4.最後に鋳物の型を取り外せば色被せガラスの完成です。





実物で解説


上から覗いて口元から側面の厚みの部分を見てみてください。
江戸切子の実際の素材の写真。
江戸切子の実際の素材の写真を上から見た物。
一見、透明なガラスと瑠璃色の二層になっていることはわかりません。


つまり、厚みは一般的なガラスコップくらいの厚みになっており、二重だからといって分厚いわけではないのも江戸切子の特長です。
※薩摩切子は逆でガラス2枚分くらい分厚くなっています。



本当に2層になっているのか信じられないかもしれないので、実際にカットしてみます。




カットした部分は表面の赤い色が取れて、下の透明な部分が出てきます。
色被せガラスの素材そのままと、カットしたものを並べました。
カット前の物とカット後の色被せガラスを並べましたが、どちらも元々の素材は同じです。





この濃淡のグラデーションとカット面の光沢の綺麗さが切子の魅力です。
切子製品一覧
製品一覧

当工房は江戸切子の伝統的な手法による切子作りをしており、この色被せガラスにカットを施すことで製品になります。





読み方が違う?


ちなみに被せ(きせ)って漢字は被せ(かぶせ)って読むんじゃないの?と思う人もいると思います。

その通りおかしい読み方です。

被せで「きせ」と読むのは完全に当て字で使用されています。





「色被せ(いろかぶせ)ガラス」と紹介しているところもありますが「色被せ(いろきせ)ガラス」が正式名称です。



江戸切子の職人によっては「色被せ(いろぎせ)ガラス」と濁点をつけて呼んだりする多少の差異はありますが、濁点をつけない方が一般的かと思います。



ちなみに江戸切子の工房で修行していた時の、当時の工房の会長は「色被せ(いろぎせ)ガラス」と濁点をつけて呼んでいました。





色被せは全て手作り


機械で全て規格通りに大量生産されているわけではありません。

ガラス職人さんが1個1個手作りで作っている人の手で作られた魂のこもったものです。



仕入先にお伺いさせて頂き、特別に現場を見学させて頂いたこともあります。



人生をかけて、たった1つの作業を40年続けているガラス職人さんを実際に目の前にして大変恐縮に思いました。



私も15年くらいカットしておりますが、まだ職人歴は半分にも満たないですね。





色被せガラスの素材の値段も市販のグラスより当然高いです。

江戸切子の硝子製作の現場

全てが同じ品質というわけではなく、色が濃い色被せガラスもあれば、若干薄めの出来上がりのものもございます。



人の手で作られたもので、内部に気泡が入ったりすることもございます。



人が作っているもので、それは個々の製品ごとの個性、味だと思って頂ければと思います。





全ての製品が同じではないという点も含めて工芸品を楽しむものだという風潮がありますのでご理解頂ければと思います。

工芸品の味

私自身も20歳からの趣味で全国の工芸品集めをしております。
上は福島県のあかべこと宮城県の起き上がり小法師です。





全く同じ物は存在しない購入者だけのオリジナルのものになります。



多少の差異を味だと思って、楽しみましょう。





濃さで調整する


色被せが濃いものは二層目の透明な部分が出てくるまでカットを深堀りします。


色の濃さによって切子職人がカットの深さを調整しています。



技術的なことを言いますと、基本的にカットを施すときは色被せの濃さを見て、
・外側をきれいに調整する場合
・内側をきれいに調整する場合
があります。
その時の状況でどちらかに統一しています。





例えば下の白丸で囲んだ線の3点での合わせは外側から見た場合、カット同士がぴったりと隣接してきれいに見えます。
切子(江戸切子)の合わせの概念について説明します。





しかし、内側から同じ部分を見ると透明なクリアな部分が少し離れています。

ぴったりと線が一致していないですよね。
江戸切子合わせを内側から見ると空いています。
色被せが濃いと、この内側から見た時と外側から見た時の差異が大きくなります。





つまりこの場合、外側から見た時にきれいにみえるように調整しているということです。

それはどうしてそうなるかをかなり技術的なことですが説明します。





3点の交点をかなり拡大した下の写真をご覧ください。

透明なカットの周りに色被せの層が出来ていることがわかります。
イラストも書いたので参考にして下さい。
江戸切子色きせの厚さの実際の写真。
色被せが濃いとこのクリアなカットの周囲にできる色被せの層が太くなっていきます。


外側から見た時は、この色被せの層同士がくっつくところでカットを止めます。


なので、内側から見た時はこの層の厚さ分だけクリアな部分が離れているように見えます。






形状で調整を変える


基本的には外側から見た時を優先して色被せの層同士がくっつくところでカットを止めます。



ガラスをカットするときは内側からのぞきながら削るので、内側から見ている以上に外側は大きく削れています。



そこらへんは職人の勘でカットを手前で止めて外側からきれいに見えるように調整しています。





また小鉢や大皿のようなものは外側から見るよりかは上からのぞきこんで内側からカットを見る場合が多いです。


その場合は内側から見た場合にきれいになるように、クリアな部分が隣接するように優先して削る場合が多いです。
江戸切子小鉢
こういう小鉢は側面から見るというよりは上から、内側から覗く機会の方が多いと思います。

ゆえに、内側から見た時の色被せの部分をきれいさを重視してカットします。





当然外側から見ると、色被せのカットの層同士が食い合ってるような状況になる場合もありますが、決してそれはカットのミスではありません。

きれいに見えるように職人が調整したものなので、覚えておいてください。





同じ製品でも色被せの濃さによって職人がカットの調整を行いますので、そこらへんも製品の個性です。





濃さの良し悪しは?



製品を選ぶときに色被せが濃い物が良いのか、それとも薄い物を選んだ方が良いのかという質問を受けたことがあります。


明暗のグラデーションが出て切子の良さを感じられるので、濃いめの方を私は基本的におすすめします。



特に色自体が元から濃い瑠璃色や赤色は伝統的な江戸切子らしさが出て良いと思います。

※切子の色について詳しく知りたかったら「職人が解説!切子の色」のページをご参照下さい。





しかし、濃い物の場合、先ほど図解で説明した通り、外側から見た時と内側から見た時のカットの長さが離れて行きます。




外側からも内側からもカットがぴったり一致していることを優先するなら少し薄い物でも良いと言えるでしょう。




一般的に色が濃いものはカットが難しくなるので、価値が高くなる傾向があります。





世界のグラスと比較



世界的に見てもこの濃淡のあるグラスはなかなかに珍しい傾向があり、切子は日本が世界に誇るグラスとなっております。



海外のカットグラスは色のついた1層でボヤっとした薄い色にカットを施したものが多いように見受けられます。





ちなみに酸磨きという手法だと赤や瑠璃色が下の写真のようにかなり薄くなります。
江戸切子酸磨きだと色が薄くなる。

この磨きの手法についても各ページで解説していきます。







切子工房箴光(しんこう)の取り組み

唯一の職人の解説



ここまで詳細に解説してきましたが、一般的な江戸切子職人は基本的には誰もこういうことは説明してくれません。




切子の世界だけでなく、一般的に「職人」という名称のついている人はこういうことはいちいち説明しないのが基本です。





「目で見て技術を盗め」というような世界なので、こうやって図解で解説する人は本当に日本に皆無です。

日本工芸会の先生、切子作家の斉藤光

こういう説明ができるのは私自身が切子職人であり、このホームページも構築できる人間だからできることです。





技術を知っている人間が直接自分の言葉でみなさんにお伝えできる。




そういった私でしかきっとできないような内容がこのホームページに詰まっています。




切子をこれから使うユーザーにとって勉強になることは間違いないかと思います。





製作過程を解説


ただ単に陳列棚に置いてある切子の製品を購入するより

「この製品はこういう考えとこういう製作過程を経て製造されました」

というストーリーがある方がお客様にとって楽しんで頂けると確信しています。





各作品ページには製作過程のストーリーを載せると共に、製作時の考えや心意気を記載しています。

江戸切子作りのストーリー

各ページから熱意やこだわり、どこまで物事を深く考えているか等を感じてもらって楽しんで頂ければと思います。





値段を抑える取組み



現状は店舗代、販売員のお給料などの金額を軽減するためにオンライン販売で切子を販売しています。


また経理システムを自作し、税理士も雇っておらず、自分で決算書を製作して税務署に提出しております。




ざっと
・人通りの多い店舗代
・販売員のお給料
・ホームページ更新手数料
・税理士費用
・経理システム利用料
のコストカットをしております。



私自身が日商簿記1級という税理士並みの会計知識を持っているので、税理士に頼む必要が無いのと、経理システムも私の工房の実情に合うようにカスタマイズして自作で作ったので、経理システム利用料もかかりません。




手磨きというコストがかかりますが、高品質な伝統的な磨き方で作品を作っております。



それによる大幅なコスト増を軽減出来ているかと思います。



品質が高いのに、値段を比較的安く出来ていて、それでも利益が出る構造になっているのは当工房の自慢でもあり、強みでもあります。





社会勉強含めて今後色々な販売展開をしていくかと思いますが、皆様にとって有益なこのホームページで販売することを主軸に考えております。





実際、独立切子士、斉藤光の分身が今皆様に対して、あなた1人に対して付き添うコンシェルジュのように深い説明をしております。




実際の店舗で切子職人の私から説明を聞いている姿をイメージしてみてください。





最上位の磨きの技術



独立してから磨きの材料もより良いものを使用してより光沢が出るように意識しています。

切子の矢来と菊繋ぎロックグラスです。斉藤光作。屏風をイメージ。

納得のいく品質のより良い物を作ることを念頭に生産しております。



江戸切子の工房で修業時代に、当時の会長は「うちは磨きを大切にしているからね。日本でもトップクラスの技術だよ」とおっしゃっていたのを思い出します。



私自身も色んな現場で他の工房の作品をみたりしますが「私の作品は良い仕事したなぁ」と思うことが多いです。



当時は会長の言っている意味がよくわかりませんでしたが、独立して、1人で外の世界に飛び出して色んな物を見るようになってから、その意味を深く感じるようになりました。




親が言う言葉のように、その時はわからなくても後で深くその言葉の意味がわかるようになるんですよね。





ここまでお読みいただき、ありがとうございました。



少しでも切子の奥深い世界が伝わっていれば幸いです。



本当に良い物をプレゼントすることで贈られる側だけでなく、贈る側もとても幸せな気持ちになります。




大量生産品ではなく職人が1個1個作っていることや、こだわりを持った切子作家が作っている本当に良い物をあなたが探してきてくれた背景も含めて贈られる側は喜んでくれるのではないでしょうか。





ここまで聞いた話を元に、実際に作品を見ると面白いですよ!
江戸切子全製品一覧







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〒359-1128
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E-mail:kirikoshinkou@yahoo.co.jp
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お客様にご心配をおかけする事項だと判断した場合は、上記時間帯以外でも取り急ぎ早急にご返信する場合もございます。

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現在、関東圏内にも製品を出荷しているので、ショッピングモール等の店頭でも当工房の製品を購入できます。

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