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切子工房 箴光は、伝統的な江戸切子の技術を継承した独立切子士が製作する切子の工房です。

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切子の自作に関する考察

切子の自作に関する考察

切子工房 箴光職人の気まぐれ日記>切子の自作に関する考察

このページでは
・切子を自作してプレゼントしたい
・切子を趣味で家で自作してみたい

という人に向けて「費用と時間」がどれだけかかるのか、私が趣味として江戸切子教室に通っていた時のデータを紹介して考察したことを紹介したいと思います。

私の過去の実際の経験に基づいて、過去の私が撮った写真と共に解説したいと思います。

今後のみなさんの行動基準の1つになれば幸いです。


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切子工房 箴光(しんこう)を代表します独立切子士の斉藤光と申します。

営業担当や外注して記事を書くライターではなく、このホームページ自体を私がプログラミングして文字を入力しております。

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切子を自作してプレゼントしたい

自分で作った切子を人にプレゼントしたいと思っている方もいると思うので、詳しく考察していきます。

結論から言うと
プロの切子をプレゼントした方がコストはかからず、もらう側も受け取りやすい
ということになるかと思います。


時系列をさかのぼりながら過去の私の経験をみていきましょう。


自作する「リスク」


例えば、これは私が江戸切子教室に通っていたアマチュア時代に最後に作った「底合わせ四つ矢来タンブラー」という作品です。

今では当工房の製品ラインナップにも入っています。

「へえ~アマチュアでもこんなのできるんだ」と思うかもしれませんが、ここまでに到達するまでに江戸切子教室に4年間通っています。

レッスンの回数で言えば、122回です。


私は過去の記録を出来るだけ取るようにしているので、江戸切子教室に通っていたアマチュア時代のデータも残っていました。

上のレベルに到達するまで
作業時間244時間
費やした費用、累計50万円
になっています。

最初はどうなるかよくわからないので、なんとなく私も通っていましたが、振り返るとこれくらいの金額になっていました。

多分、他のみなさんもそんな感じだと思います。


正直、ここまで大きい金額になってくると「
自作することのリスク」も考えなければなりません。

趣味で気軽に自作できるというよりは、リスクを負って、真剣にカット技術を高める覚悟を決めた人が通うような金額です。




1回のレッスン費用が当時3150円+ぐいのみ素材代630円くらいでしたので、概ね1回約4000円という感じです。

現地に向かう交通費もありますので、1回あたりを考えるともう少し高くなるかもわかりません。

通っていた江戸切子教室の工房には就職できず、別の工房に就職しましたが、その修業時代に務めていた工房もぴったり4000円でやっていました。

多分、どこの工房でも江戸切子体験や江戸切子教室をそれくらいの値段でやっているかと思います。


現在、上の底合わせ四つ矢来タンブラーは16,000円程で販売しています。

4回のレッスンで先ほどのタンブラーが作れるかと言えば全く作れないかと思います。
4回では、ただの斜めの直線をきれいに削ることさえできません。


過去の私の実体験


参考程度にこちらはレッスン62回目、合計124時間時点での作品です。
レッスン費用は254,200円くらいです。

224時間時点の底合わせ四つ矢来タンブラーと比べると、デザイン性もクオリティもだいぶ下がっています。


製作当時は「こんな素晴らしいデザインはない!」と興奮していましたが、やっぱり今見ると切子の美しい要件を全然満たせていない部分があります。



さらにさかのぼって、かなり初期のレッスン8回目、作業時間16時間の時の写真です。
レッスンの金額で言えば、32,800円かかっています。

斜めの線がガタついていて、まだ直線さえうまく削れない状態です。

ちなみに私はこれでも江戸切子教室の生徒の中でも圧倒的スピードでクラスのレベルを上がっていった、講師の人も目を見張る程のセンスがある生徒でした。

8回程度のレッスンで人にプレゼントするものを作ろうとした場合、多分思うようにいかないのではないでしょうか。


32000円で言うと、当工房ではグレードの高い作品の値段になってきて、これくらいのロックグラスになります。
狗尾柳ロックグラス、切子、化粧箱


狗尾柳ロックグラス、切子、上から

そう考えると、自作の切子を誰かにプレゼントしたいというのはかなり高くなることがわかるかと思います。


よって
プロの切子をプレゼントした方がコストはかからず、もらう側もしっかりした物を受け取りやすい
という感じになるかと思います。

これを1つの基準にして、みなさんの今後どうするかの判断材料にして頂ければと思います。

リスクを負って切子を自作するという覚悟が必要になってくるのではないでしょうか。

私達があとで「失敗したなぁ」とならないようになることを願うばかりです。

みなさんが大きなお金を失うリスクを代わりに私が負ってきたので、じっくり検討して頂ければと思います。
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切子を趣味で家で自作したい

誰かにプレゼントしたいというよりかは趣味として、切子を家で自作して、自分で使いたいという人もいるかと思います。


資本金を見て!


家で自作したいという方もいるかもしれません。
まず見てもらいたいのは機材をそろえる値段です。

当工房の工房概要の資本金をご覧になりましたでしょうか?
私の場合は500万円のポケットマネーを払ってリスクを負って運営しています。

他の人はどれくらいかかるかわかりませんが、私の場合はそうでした。

先代がいて、機材を引き継いでるわけではなく、全て一から自分で事業を構築しております。

機材以外にも部屋の防音改造なども行う必要があります。

不動産って壁紙変えるだけで3万円とかかなり高いイメージがあるかと思いますが、防音改造ともなるとかなりの値段になります。

車を300万円で買ったとか明確なリターンがあるわけではありません。
500万円の投資額が0円の価値になる可能性もあるわけです。

正直、機材をそろえるのはリスクが大きすぎて、親身になってみなさんを静止します。

自分で機材をそろえるくらいなら江戸切子教室などに通いながら作品を作った方が遥かに安上がりです。

機材をそろえる場合は本気でこの道で生きていくと決めた人がやるべきことだと私は考えています。


先ほどの踏襲になりますが、江戸切子教室や江戸切子体験の1回のレッスン費用が4000円くらいです。

これくらいのものを作るのに4年間で122回通って、244時間と約50万円費やしています。

しかもこのデザインは講師の先生に非常に褒められて「そのデザイン真似しようかな」と笑いながら仰ってました。

他の生徒のオリジナルデザインより圧倒的に良かったと自分でも思います。
これはデザインが思いつかなければ良い物は顕著にできません。


それでも、先ほどと同じように50万円を使うなら、プロのグレードの高い切子を何個でも買うことができる値段になってくるので、プロの切子を選ぶのが選択肢になるかと思います。


とにかくこのページで私達が知るべきことは「自作することにはリスクを伴う」ということを認識して、行動してほしいなと思います。



みなさんの代わりに大金と人生10年間のリスクを私が代わりに負っていますので、みなさんが選択肢を誤って悪い状況にならないことを願います。
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それでは!

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