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切子工房 箴光は、伝統的な江戸切子の技術を継承した独立切子士が製作する切子の工房です。

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切子作家の方との対談

切子作家の方との対談

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2022年8月21日

先日、また新たに切子作家の方と1時間程お話してきました。

いわば流派の違う人との対話になるのですが、以前にも別の2人の方ともお話しているので、これで私にとっては3人目の流派の違う方との対話を試みました。


このような流派の違う人と接触を試みるのはとても勇気のいることです。
つまり、
・お互いに信念を持って仕事をしているのでこだわりが強くて話が噛み合わない
・職人の世界なので相手が気難しい可能性がある
・そもそも人間の性格の部分が合わない
というようなことが考えられます。

私自身は自分の中に軸となる信念を持ちつつも、それが100%正義だとは思っておらず、常に自分自身を疑っていますので、こだわりによって話がかみ合わないということはあまり無いです。

ただ、相手によってはとても傲慢で、このやり方が100%正義だ!と押し付けて相手を強制しようとする人もいるので、その場合だけ反論しますので、そういう方と遭遇した時は不幸ですね。


職人が育った地域ごとにグループが出来ていてそのグループの輪の中からは基本的には出てこない場合が多いです。

これは切子の世界だけでなく、多くの仕事の分野で起きる現象だと思いますので、別のグループの輪の中にいる人に話しかける恐怖感というのは皆様自身も体感でわかることかと思います。


コミュニケーション能力が高いことが私の強みであることは間違いないのと、純粋に生きている間に色んな職人の方とお話してみたいという趣味のような好奇心があるので、今後もこういう活動は続けていきたいと思っています。

また個人で独立して挑戦をする側の人間なので、失敗や悪い結果を招く可能性もはらんでいることを承知で積極的に知らない世界に飛び込む勇気が必要です。


私は「しょうがない」と「まあいいか」の2つの言葉を言わないように生きるように心がけています。

「しょうがない」という言葉は問題を放置し続けた結果に最後に発生する言葉です。
「まあいいか」は自分が思ったことを理由をつけてやらない時に発生する言葉です。

一度は「まあやるべき仕事も手いっぱいだし、別に話しに行かなくていいか」と思いましたが、いかんいかんと思って急遽行くことにしました。


とても成功されている切子作家の方なので、なかなか恐縮な気持ちでお話させて頂きました。
お話した結果、雲の上のような方だなぁと恐縮度が増してしまいました。


これは自分の悪い癖だと認識していますが「相手と比較してしまう」ことです。
というかほとんどの人は、人との比較で自分が何者なのかを把握しがちです。


例えば「年収が800万円あるから私は幸福だ!」という人もいると思いますが、日本の平均年収が400万円ではなく、もし平均年収が4000万円だったら、その人は「私は全然ダメなやつだ」と落ち込んでしまいます。


私の傾向として、常に自分より優れている人と自分を比較して常に落ち込みながら前に進もうとする傾向があります。
比較する相手がいないと思った場合だけ、過去の自分と比較するようになりますね。


今回はもろにそれのダメージを受けてしまったような気がします。
お話した切子作家の方も「自分らしさを出していけば良い」とアドバイスして頂きましたが、落ち込んでその日の夜は15時間くらい寝込んでしまいました。


確かに現時点でその方と私の製作方針が違って活動のステージが違うし、私独自の強みも十分すぎるほどにあるから現在切子職人として専業で食えているのですが、そこに焦点を当てて自分を正当化して慰めているようでは未来はありません。


またその方のやり方を模倣するような形で追いかけるようなレベルの低い精神では未来が無いこともわかるので、その方とお話した内容をよく吟味して自分らしさと融合できるものを探して、自分なりの解答を見つけていかないといけません。


大きな精神ダメージを受けてしまったことは間違いないですが、とにかく刺激があって今の自分の環境に一石が投じられたことは間違いありません。


今回勇気を出して行動した結果が良い方向に花開くことを願うばかりです。


それでは!

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