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切子工房 箴光は、伝統的な江戸切子の技術を継承した独立切子士が製作する切子の工房です。
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社会のルール、民法
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社会のルール、民法について話したいと思います。
「民法は私法の一般法です」
私法とは人対人の対人関係の際に登場する法律のことです。
法人も民法33条で法律上、人と規定されていますので、法人と個人の取引があった場合なども民法に基づいて取引が行われます。
法律上の人の法人と区別するために、人間は自然人と呼ばれます。
一方、国が人に対してかける所得税法などは公法と呼ばれます。
一般法とはその他に一般法の内容を修正する特別法が無い限り適用される法律です。
特別法>一般法という力関係です。
例えば、民法では特別の定めが無い時は年利5%を設定するという基準がありますが、特別法の商法では年利6%を規定しています。
この場合は特別法の商法6%の方を優先して適用するということです。
民法は人と人との関係において大体適用される法律ということで、日本の一般的な社会のルールになっています。
日本の民法は今現在1050条あります。
基本的にはその条文の内容によって今現在の私たちの生活が成り立っています。
ざっと上げますと、
・契約についての取り決め方法
・担保についての取り決め方法
・保証人についての取り決め方法
・離婚や親権についての取り決め方法
・相続についての取り決め方法
などがあります。
民法に目を通しておけば、人生であなたが遭遇する様々な問題に出くわした時に「あそこの条文を見れば答えがわかりそうだな」という感じで対処できます。
ちなみにプロの弁護士とかでも条文を全部覚えている人はいませんし、司法試験も六法全書持ち込みで試験をします。
条文を覚えていることが重要ではなく、どの条文がどこにあって、何を適用すれば良いか?が重要なことです。
たまに「民法知ってるなら742条はどういう条文?」とか聞いてくる人がいますが、全くの愚問だということがわかりますよね。
それでも損害賠償発生条件の「第415条債務不履行による損害賠償請求」や「第709条不法行為による損害賠償請求」、「第710条精神的苦痛による損害賠償請求」などの重要な条文は、素人の私でも常に覚えているくらいです。
いや、一応ビジネス法務実務検定2級ってやつを一応持ってますが。
全体像で言えば、下のような樹形図になっているのですが、このホームページに載せるにはちょっと面積が足りません。
ちなみにこうやってわかりやすく分類している書籍は日本にまず100%皆無なので、これは自分で民法原文を内容を理解しながらカテゴライズ、分類した努力の結晶の表です。
当工房の切子の販売でいうと、契約の部分が重要な部分になる条文です。
契約の条文は521条~696条に記載されており、特に売買契約は555条~585条に規定されています。
基本は契約書に書かれた内容が最優先で、そこに書かれていないことが起きた場合に民法の条文に従って処理されることになります。
なので、家の賃貸契約とかするときには結構な文字が書かれた契約書を読み合わせして問題が無いことを確認する作業が入ります。
私は民法の全条文に目を通すのにぴったり1年くらいかかりました。
電車の移動中に座席にすわると、両手の平サイズの超ミニ型のパソコンを開いて、そこにエクセルで民法の原文を載せて、膝の上には民法の解説書を載せて解説書の内容を自分の言葉で短く要約しながらエクセルの原文の下に入力していきました。
当時は1041条だったので、1041条分を全部解説を書きました。
1条の下には何項という項目もあるので、1041回ではなく、もっと膨大な量になります。
「じゃあ自分も1条から読んでみよう」と思った人は多分1条1項目から出鼻をくじかれると思います。
(基本原則)
第一条 私権は、公共の福祉に適合しなければならない。
2項 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。
3項 権利の濫用は、これを許さない。
はい、全く意味が分かりません。
条文を見るだけでは絶対に意味を理解できませんので、解説書が必須になります。
ちなみに上の解説の文字量です。
上の文字は解説書の説明文が長いので自分で要約してまとめてわかりやすくエクセルに打ち込んだものです。
これを1041回繰り返して勉強してくださいというものです。
23歳か24歳くらいの時でしたが「これから大人になるには社会のルールくらい一度理解しておかないとな」とよく思ったものです。
民法を1年かけて読み終えた頃に東証一部上場会社の中で社員教育の一貫で全員民法に強くなろうみたいな取り組みがありましたが、自分はすでに大体把握していて、取締役に自分の勉強したエクセルのファイルをくれ!と言われたくらいでした。
営業職の人など契約をしなければならないので、民法を学ぶことは必須のスキルです。
民法に目を通しておくだけで「何かが起きても大体のことはわかる」という自信につながるので個人的には勉強をおすすめしたいものですが、いかんせん地獄のような勉強の日々が待っているので最初から切り捨てて一切勉強しないのも手だと思います。
とりあえず問題提起という形で社会のルール、民法を話してみました。
それでは!
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