本文へスキップ

切子工房 箴光は、伝統的な江戸切子の技術を継承した独立切子士が製作する切子の工房です。

ショッピングカート

磨きの技術polish technology

伝統の技「手磨き」の技術

切子工房 箴光>伝統の技「手磨き」の技術

江戸切子、手磨き
今やほとんどの工房がやっていない伝統的な手法の手磨き。

その技術について消費者にとってどのくらい魅力的かを職人の方から直接語っていきたいと思います。


当工房で行っている磨きの技術についてぜひお客様にお伝えしたいと考えています。

目を通して頂けると幸いです。


カットの技術以上に磨きの技術が重要と考えております。

ゆえに個別にこのようにページを作ることにしました。



手磨きと酸磨き

当工房はガラスを全て江戸切子の伝統的な手法である「手磨き」で磨いております。

生産性の低い手磨きをしている工房は日本では数えた方が早いくらいかと思います。



世の中で多く用いられている方法は「酸磨き」という方法です。

硫酸などの劇薬にガラスを漬けて表面を溶かすという方法です。

一度の作業で何個も磨けるので採算が取りやすいです。
酸磨き


しかし酸磨きをした切子は色被せ部分がかなり薄くなり、ガラスの表面ももろくなります。

タワシで擦ると表面に傷がつきやすいのでスポンジ洗って下さいという表記があるはずです。
江戸切子、スポンジで優しく洗う
また仕上がりの光沢も手磨きに比べると劣ります。


上が赤で下が瑠璃です。
酸磨きの江戸切子
この薄い色を見れば一発で酸磨きかどうかわかります。

こういう薄い色をした切子は全体が酸でボロボロになっています。

ガラスの表面に細かい傷がつきやすいです。


当工房の手磨きの切子と比べてみてください。
手磨きの江戸切子
色の濃さが全く別物だと理解できるかと思います。

これが本来の本物の色の濃さです。


カット面のクリアと色被せ部分の瑠璃色や赤色の濃淡がハッキリ出ているのが魅力です。




酸磨きは強力な酸(硫酸を用いた混合液)を使用しています。

作業者は健康を害する可能性があることや、酸洗い後の水で洗った時に下水に流れる酸が悪影響の亜硝酸ガス等を発生します。
酸磨き、ガス
近隣の自然環境にも悪影響を及ぼす可能性があります。


地球環境を大切にしようという時代の流れを考えると、手磨きの物を選択して欲しいという想いはあります。

当工房の製品を選択することで微力でもクリーンな地球を守ることにもつながるかと思います。
江戸切子、エコな製品
1人1人のほんの少しの小さな心遣いで未来はだいぶ変わると思います。



手磨きの場合、1個ずつ職人がカットした部分だけを磨きます。

先人の知恵、伝統的な手法を大切にしたいと考えております。

1個あたり何時間もかかりるもので、丁寧に磨いていきます。

生産性はかなり低いですが、伝統的な磨きの手法です。
江戸切子、伝統の手磨き
ぐるっと一周削った「輪」のカットを磨いている時。

カットした箇所を1本1本磨いていきます。

カットした部分の違いに合わせて磨く機材も変えて磨いていきます。



手磨きの場合、表面のガラスの強度は高く、タワシでゴシゴシ洗っても大丈夫です。
江戸切子、たわしで洗う
磨き終わった切子を最後洗う際に実際にタワシを使って洗っています。

一方、酸磨きをした江戸切子は「スポンジで優しく洗って下さい」という表記が必ずあるはずです。



手磨きの場合は山や谷の形を維持し、メリハリがあって見た目にも明らかに美しいものに仕上がります。
ロックグラス一覧、江戸切子
この手磨きという方法は1個ずつ職人が何時間も丁寧に磨いていきます。

酸磨きに比べて生産性が著しく劣ります。


採算を取ったり、労力の削減を行うために酸磨きを行っている工房もたくさんあります。



伝統的な手磨きの手法を行っている工房の方が少数派になっており、手磨きはロストテクノロジーになりつつある技術になっております。
ロストテクノロジー



当工房では生産性が悪くても本当に良いものを皆様にお届けしたいと考えております。
江戸切子職人



手磨きの切子は、
・グラデーションが綺麗に映える
・山や谷のカット面(エッジ)がきれいに出る
・エッジが出ているので手触りが非常に良い
・ひっかき傷がつきにくい
・強度が高い
ユーザーにとっては良いこと尽くしです。



磨き道具は手磨き用の特注の機材を業者に依頼してそろえています。

酸磨きに比べてコストがかかってなかなか大変ではあります。

それでも当工房ではこのスタイルを大事にし、カット技術以上にこの手磨きの技術を第一に考えております。


お手に取って頂いた時の品質の高さは感じてもらえると思います。
江戸切子全製品一覧
製品一覧


こういう生産者の姿勢、活動を応援して頂けると非常に助かります。




磨きのエピソード

創業100年以上の江戸切子の工房で修行していた当時、会長が

「うちの製品は磨きを大切にしてるから。磨きのレベルで言ったら日本トップクラスだよ」

とおっしゃっておりました。




当時70才くらいのもう現役を引退した江戸切子職人の方の小さな工房で作られた製品も仕入れて販売していました。

自社の製品基準に満たないと手直しして磨いてから販売していました。
江戸切子、磨きなおし
黒枠の部分だけ品質が著しく劣ると思って磨き直しました。

しかし、手直しした1か所だけ輝いてしまって逆に不自然になってしまいました。

不自然なので仕方なく全体を磨き直ししていました。




他工房の展示してあった江戸切子を見た時も
「あれ?これもっと丁寧に磨けばもっと光るんじゃないかな」
と思ったくらいです。
デパートの切子
他工房の品質を図る資料として保存しておこうと思って写真を撮影しました。



これは修業時代に苦労して時間をかけて自分の目を育てたのですが、並みの工房なら「磨けている」と勘違いするものもあります。

独立してからも色んな作品を見てきましたが、修業時代の磨きのレベルが高いと言った会長の言葉が今になって理解出来た気がします。




磨けている切子は少し暗い場所での使用時に明確に光沢の違いが出てきます。

切子はその性質上、雰囲気の良い場所で使用されることも多いと思います。

部屋を薄暗くしてお酒を飲んだりする時や、
自宅での切子



ムードのある飲食店やオーセンティックなBARでの使用。
実際にバーで使用した江戸切子

バーでの切子
少し薄暗いところでの使用で明確にその質を感じて頂けると思います。


当工房では当時学んだ江戸切子の伝統的な磨きの技術を忘れることなく、本物の切子を皆様にお届けできるように努力して参ります。

江戸切子全製品一覧
製品一覧




shop info店舗情報

切子工房 箴光

〒359-1128
埼玉県所沢市金山町11-11
E-mail:kirikoshinkou@yahoo.co.jp
※通販、オンライン販売のみ行っております。

支払方法
・クレジットカード決済
ご利用可能なクレジットカード
支払方法
お支払い方法は「一括払い」「リボ払い」「分割払い」からお選びできます。

・セキュリティコード(券面認証)について 「セキュリティコード」の入力が必要となります。カードの署名欄の隅に印字された3ケタ(または4ケタ)の数字となります。
支払方法2


切子工房 箴光のSNS
フォローして最新情報をチェック!
インスタグラムがメインです。

ツイッター

フェイスブック

インスタグラム

インスタグラムQRコード