衝撃のワカリウッド映画

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2023年5月20日

みなさんはワカリウッド映画をご存じですか？

映画と言えばハリウッド、ひと昔前まではほとんど認知度も無かったインドのボンベイで製作されるボリウッド映画も一般的に知られるようになってきたと思います。

ワカリウッド映画とはアフリカのウガンダのスラム街「ワカリガ」でナブワナさんという方が野心だけで自主製作している映画のことを言います。

ナブワナ監督はブルース・リーの映画に感銘を受けて自主製作映画を作るようになったそうです。
機材はほとんどなく、ジャンク品の日本で言うところの1980年代くらいのコンピューターを使って独学で映像の編集を学んで特殊効果をつけたりしています。

非常に雑な爆発の特殊効果をつけたりするのですが、それがかえって見てて面白く映像に引き付ける何か魅力を感じます。

映画製作費用はほとんどなく、出演者は全てボランティアです。
農夫もいれば、村の子供、無職でぶらついてる人、アウトローで危険な橋を渡ってきた人は戦いのアクションがリアルで得意、など何でもありです。

また小道具を作る人もいて、溶接などもちゃんとできるので、日本の溶接工並みに物を作ることができます。

小道具担当の人は砲身が回転するガトリングガンを忠実に再現する一方で、バズーカは鉄板を筒状に丸めただけという仕事の波があるのが面白いです。

映画は1作取り終えると、コンピューターの保存容量が無いので作った映画を削除して、次回作を取り始めるので全て絶版になっていました。

ナブワナ監督の映画はほとんど日の目を浴びることは無かったのですが、youtubeで自身の映画を公開したところ全米で再生数がかなり伸び、アメリカの有名な映画監督の支援を受けることになりました。

また周りの支援もあって有名な映画祭に作品を出品し、最優秀監督賞も受賞しています。

今は公開されていないと思いますが、日本でも期間限定でワカリウッド映画が配給された期間があり、「誰がキャプテン・アレックスを殺したか」という代表作が映画館で見ることが出来ました。

youtubeに3分くらいの予告映像があるので、ワカリウッド映画の片鱗をみなさんも見ることができますが、とにかく熱意は伝わってきて斬新で面白いです。

本当に何も無いところでも夢や希望を追いかける熱量があれば、全てを乗り越えることができるということをナブワナ監督から学ぶことができます。

私も独立して夢を追う挑戦者側の人間なので、周囲に夢や希望を与えられるように熱意を持ってしっかりと生き様を残していければと感じます。

それでは！

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